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すべての情熱を傾けて活動する~堺市消防局 フェニックスレスキュー~(テキスト)

すべての情熱を傾けて活動する~堺市消防局 フェニックスレスキュー~(テキスト) 

 

堺市消防局では、166名のレスキュー隊員が365日24時間体制で任務に当たっている。

レスキュー隊は「特別高度救助隊」を筆頭に「高度救助隊」「兼任救助隊」で構成される。

「消防です。火事ですか?救急車ですか?住所わかりますか?」

「大浜北町の交差点ですね。閉じ込められている方はいませんか?」

 

彼らは、フェニックスレスキュー。

レスキュー隊の最高峰であるフェニックスレスキューは特別高度救助隊の愛称で、圧倒的な身体能力と救助技術をもつ精鋭部隊だ。

火災や救助事故現場はもちろん、ときには、さまざまな機能を備える特殊な車両で地震などの大規模災害や核・生物・化学などの特殊災害の現場に向かう。

高機能の機材と極めて高い能力とを備える彼らも、日々の訓練を怠ることはない。

 

特別高度救助隊隊長 植野道晶:「我々は、火災という災害現場のみならず、交通事故で閉じ込められた市民、もしくは海中河川などでおぼれた水難の救助現場、とすべての災害に出るのが特別高度救助隊です。24時間現場対応なので、現場がない限りは1分1秒休まず訓練しろ、とは指示しております。」

 

Q:「なぜそれほどまでに訓練を?」

植野:「『訓練』と一言で言うと、人を助ける訓練なんですけども、知識・技術はもとより最終体力がものを言うと思っていますので、いわゆる体力錬成は気を失う程させるつもりでいます。実際気を失った人間は一人もいません。我々は消防力で言うと最後の砦なので、我々がギブアップすると市民が助からないという現場に直面します。そうならないためにみんな一人ひとり歯を食いしばって、休日もトレーニングして24時間訓練する。」

 

全国から選抜された救助隊員1000人が集まる全国消防救助技術大会で、堺市消防局は出場した5種目すべてにおいて入賞。障害突破では全国1位という好成績を収めた。

今も戎島訓練場などで厳しい訓練が行われている。

訓練中の隊員に聞いてみた。

 

高度救助隊隊員 加藤洋平:「去年は引揚救助訓練の部門で全国大会初めて出場しました。現場のことを考えるとまた、さらに厳しい訓練も乗り切れると。訓練をすることによって、精神的にも肉体的にも鍛えられます。現場はもっと過酷で、精神的にも肉体的にも厳しいですけれども、この訓練をしているという自信が、この裏付けがあって現場を乗り切れるというふうに思いながらいつも訓練しています。」

 

 

Q:「今後の夢」

加藤:「高度救助隊員として技術を高めて、次は特別高度救助隊員として指導者もしくは国際的な活躍をしていきたいなと思っています。」

 訓練を通して、隊員たちに伝えたいことはあるだろうか

 

Q:「訓練を通じて隊員たちに伝えたいことは?」

植野:決意と覚悟やと思っています。全国大会というのは一流の救助隊員になるための第一歩やと。人によっては、「行く」じゃなくて全国大会に「行きたい」なんですね。そこに甘えがあるんですね。行くという決意と、その困難を乗り越える覚悟、この二つを併せ持った、救助隊員を育てるのが私の使命やと思っていますので、決意と覚悟を浸透させたいと思っています。

 

フェニックスレスキューは、堺市内の災害現場に限らず、他府県からの要請があった場合もいち早く出場する。2016年(平成28年)4月に発生した熊本地震の現場にも駆け付けた。

 

Q:「熊本地震現場での活動は?」

特別高度救助隊主査 和田隆:「約16時間かけて熊本県の被災地に入り、活動としましては要救助者の人命検索が主な活動になります。その中で特に二日目、地震が起きて車で走行中の方だったのですが、前方から土砂崩れが起きて前の車が巻き込まれたかもしれないという通報内容でした。約50メートル程度土砂が埋まっている状況でした。チェーンソーという機材を持って木材をすべて出しました。そこから人海戦術で土をすべて出すという作戦をとりました。かなりの時間がかかって困難を極めた現場だったと思います。」

 

Q:「熊本での経験で感じたこと」

和田:「帰ってきてから隊員達に対してフィードバックを行って、どのような災害でも対応出来るような知識の構築はもとより訓練を重ねることが大事だと再認識しました。」

 

 植野隊長は言う。私たち救助隊員はスーパーマンではありません。しかし、切磋琢磨し日々精進し、救助隊としてのすべての情熱を傾けて活動する。いつか、ほんの少しでもスーパーマンに近づけるような、そんな救助隊になれたらと。

フェニックスレスキュー 人命救助のスペシャリストたち。

彼らの活動は今日も続く。