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堺で受け継ぎ、世界へ広める ~竹工芸家 田辺小竹~(テキスト)

Q「堺と竹工芸のかかわりは?」

田辺さん「堺というのは商人の街であったりとか、文化度が高かったので、そこに作り手とか文化人がたくさん集まったんですね。ですから明治の頃はほとんどの竹作家が堺に住んでいましたので、堺発祥と、竹工芸は堺発祥といっても過言ではないと思います」

 

 田辺小竹さんは、1973年(昭和48年)、三代目田辺竹雲斎の次男として堺市に生まれました。東京藝術大学卒業後、大分県別府市にある現・竹工芸訓練支援センターで2年間修業。その後、堺市に戻り父である竹雲斎のもとで修行を重ね、2006年(平成18年)に田辺小竹を襲名しました。

 

Q「竹工芸の魅力は?」

田辺さん「竹はすごくしなやかさがあったりとか、りんとして強い。その自然素材に人が加わることによってまた自然素材の美しさが違う美しさになるというところが竹の素晴らしいところであると思いますね」

 

Q「竹工芸の後継者として意識していることは?」

田辺さん「代々、竹工芸を明治の頃からやっている家は日本で私の家しかないんですね。私たちが伝統を守って受け継いでいかないと、日本から竹の工芸がなくなるということになるので、そういうところはすごく意識していますね。竹工芸というものを継承していこうという思いは強いです。」

 

 小竹さんに引き継がれた竹工芸の歴史は、約120年前に始まります。

 小竹さんの曽祖父、初代田辺竹雲斎は、1890年(明治22年)、竹工芸を始め、江戸時代中期から確立し始めた竹工芸の芸術性を高めました。

 二代目竹雲斎は、中国からの影響が強かったものを日本独自の竹工芸へと導き、透かし編みと荒編みを得意としました。

 三代目竹雲斎は、それをより進め独創的な作品を多く残しています。

 小竹さんは現代に生きる作家としてアート性の強い作品を制作しています。

 

Q「小竹さんの作品作りの特徴は?」

田辺さん「私は『つながり』というテーマをもって作品を制作しているんですが、今までの竹の作品ていうのは、その思いを竹の作品に込めるということはなかったんですね。自分が考えていることとか大切にしている思いを発表したいとか表現したいというのが、今までの代とは違う一番の特徴だと思います」

 

 海外初進出は、2001年のアメリカ・フィラデルフィア。それをきっかけに積極的に世界へ出向いています。

 

Q「世界での竹工芸に対する反応は?」

田辺さん「まず竹を見たことがない。竹そのものも見たこともない方もいらっしゃるので、すごく驚かれた。竹が自生しているのはアジアだけですし、アートに美術品になっているのも日本だけなので、日本の伝統的なものを現代アートにしているということで、すごく日本人とか自分のアイデンティティとかを海外で表現できるんじゃないかなと思います」

 

 堺を地盤に活躍を続ける小竹さんの夢は・・・

 

Q「将来の夢はなんですか?」

田辺さん「本当の日本の素晴らしい文化というものをもっと日本を含めて世界中にもっと改めて再確認してもらって広げていきたいと思います」